Jesse Saunders (前編)


Jesse Saunders (March 10, 1962~)はシカゴのアーティスト。
世界で最初にハウスをレコードにした人として知られています。

1970年代後半、シカゴ北部のクラブ"Warehouse"では
DJ Frankie Knucklesが大人気でした。夜の2時まで入場制限されていて
入れない人も漏れた低音で踊っているほど。このDJスタイルが飛び火し
クラブ"Den One"ではRon Hardyがオリジナルのスタイルを確立します。
さらに東のMike Ezebwukuや西のLil' Louisも台頭し、Kenny Jasonは
はじめてのラジオMixショー"Disco Dai"をスタート。

1982年春、Jesseは友人の協力を得てクラブ"Playground"をオープン。
アルコールを置かず年齢制限をなくしたためオープン時間も早く
既存クラブのお客さんを取り込むことに成功しました。
数ヵ月後にはFrankieがWarehouseを離れ"Power Plant”へ、
WarehouseはRon Hardyを雇用して"Music Box"をスタートします。



Z Factor ‎– (I Like To Do It In) Fast Cars (1983)
1983年、PlaygroundではJesseのクラブ友達Vince Lawrenceが
自作のニューウェーブ曲をレコードにして持ってきました。
彼の父親は小さなレーベル"Mitchbal Record"のオーナーで
ブルースのレコードをリリースしていたのです。



Mach - On and On (1980)
その頃、Jesseは好んでこの曲をかけていました。
Player One - Space Invaders (1979)とLipps Inc. - Funky Town (1979)
を二個イチにEDITしたもの。A面はディスコメガミックスで
多くのDJはそちらをかけていたのですが、JesseはB面に入っていた
こっちの地味なバージョンを毎回必ずプレイしていました。
それはのちに大ヒットする"On&On"のプロトタイプでした。

Jesseも曲作りをはじめ、VinceのMoogシンセサイザーに対抗して
ポリシンセのPOLY61を母親に買ってもらいます。
JESSE.jpg
左:Vince Lawrence 右:Jesse Saunders
House Music: The Real Storyより。それ、かつぐには無理があるだろう



Z-Factor Featuring Jesse Saunders ‎– Fantasy (1984)
彼が作詞作曲した"Fantasy"はVinceの父がとても気に入り、
Jesseは正式にZ-Factorの一員になりました。さらに父の
強い薦めにより女性ボーカリストScreaming Rachelの歌を入れ
機材もTR-606をTR-808に変更し、ついに"Fantasy"は完成です。
Vince父のレーベルにプレスを依頼しました。


曲作りとクラブ運営で大成功を目前にしていた彼。
しかし、ある日のこと、彼のキラーチューンである
"On&On"のレコードは盗まれてしまったのでした。
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