Snap! / Sven Väth (ドイツ)


Snap!はLuca AnzilottiとMichael Münzingのユニット。
ダンス甲子園でもおなじみ「The Power」が大ヒットしました。



Snap! ‎– The Power (1989)
最初Chill Rob Gのアカペラを使って作られ、のちにドイツの
アメリカ軍事基地でスカウトしたTurbo Bのラップに差し替えられました。
Chill Rob Gはアメリカで自分のバージョンを販売しようとしましたが
Aristaのメジャー宣伝力の前に敗れました。ビルボード2位の超ヒット。

この曲、ヒップハウスのカテゴリーで語られることも多いのですが
それにしてはBPMは遅め。YouTubeのコメントによると
どうやら当時のDJもピッチをあげてプレイしていたそうです。



Snap! - Believe The Hype (1990)
ZIPがTAICOCLUB'13でプレイしたヒップハウス。
これシングル出てなくてアルバムにしかないマイナー曲なんです。
70年生まれの彼が19歳の時にチャート7位のアルバムなので
普通に買ってたんじゃないでしょうか。セットの中にさりげなく
あまり知られていないヒップハウスを取り込むのかっこいいですね。


Snap!の二人はこのユニットの前にも活動していました。
ちょっと戻って彼らの活躍を見てみましょう。



Off ‎– Electrica Salsa (1986)
彼らは目のパッチリした美少年をボーカリストに迎え
ハウスの原型のような曲を作りました。
彼の名前はSven Väth、90年代ジャーマントランスのパイオニアで
いまや年棒16億円と噂のドイツNo.1 DJです。

この曲は50万枚のヒットで、イギリスを除けばヨーロッパで
No.1のヒット曲になりました。この雰囲気で歓声の悲鳴が上がるなんて。



Off ‎– Harry... Aber Jetzt (1987)
YMOファミリーっぽいシンセの音が気持ちいい歌謡曲。
のちにSvenはこの頃の事を語っています。

「ポップスターだった頃、周りの人間は俺のアイデアで金勘定することに
 夢中で、音楽なんかそっちのけだった。レコード会社からはヒット曲を
 作るプレッシャーをかけられたけど、もっと実験的なことがやりたくなり
 アンダーグラウンドに戻って自分のレーベルとクラブ、ユニットをはじめた。
 DJをやっているときも、お客さんと同じ目線でいることが大事なんだ。」



Off ‎– Time Operator (1988)
この80年代なノリ。NewBeat~ジャーマントランスが
ハウスとは異なる文脈で育ってきた過程がわかります。
無駄のないシンセの音が最高。



Trust Unlimited ‎– Trust (Good For You)  (1989)
別名義ではハウスっぽい路線にも挑戦。
シンセで作られた控えめなパーカッションに
重いベースのグルーヴがかえって今のハウスっぽいです。



16 BIT - Where are you (1986)
安い雰囲気がステキ!
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コメント

初カキコ

毎回楽しく拝見しております。
80年代〜90年代前半あたりまでのハウス系ダンスミュージックが特にど真ん中の私ですが、特に今回のSNAP!や前回のC&C辺りは特にハマっておりました。

(SNAP!の曲で、C&Cが自分達のマネだと言っている曲があったような…)

MCターボB在籍時のゆっくり目の楽曲は大好きでしたが、彼が抜けてからのハッピーハウスっぽい曲は苦手ですw

更新楽しみにしてます。

Re: 初カキコ

yamaさん、カキコミありがとうございます。
ダンス甲子園でこういった音楽を知って、もう20年以上たつのに
いまだ掘っても掘っても出てくるので楽しくて仕方ないです。

ヒップハウスは大きく盛り上がった反動で、ハッピー系に移行後
ラッパーの扱いがむごい事が多いですね…ボイスサンプル役にされてたり。
曲はあんまりですが、そういう哀愁PVを見るので楽しんでます。

ここのところ、ちょっと調べてはマイナーすぎて行き詰る
ということが多くなかなか更新できてないのですがぼちぼちやります!
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